「株が暴落した!今は不動産も下がるかも」「金利が上がっているから、家は買うべきじゃない」——こういう話、聞いたことありませんか?でも実は、相場のショックをうまく理解すると、家を買うタイミングについての考え方がガラっと変わります。今日はその話をしようと思います。
ショックは何度も来るけど、世界は終わらなかった
振り返ってみると、歴史にはたくさんの「ショック」がありましたよね。
そのたびに「日本が終わる」「相場が崩壊する」という声が溢れましたが、長い時間軸で見ると、ちゃんと回復しています。実は、「一番みんなが怖がっていた底付近で買った人」が、数年後に大きなリターンを得ているのが現実なんです。
リーマンショックは「一番怖かった日」ではなかった
面白いのが、リーマン・ブラザーズが破綻した2008年9月15日の当日は、実はそこまで大きな暴落ではなかった、ということです。
本当に株価が売られたのは、その後の「次はどこが倒れるの?」「損失がどこまであるか誰にも分からない」という”見えない恐怖”の期間でした。でも振り返ってみると、あの時期が大底で、そこから買えた人は今すごくうまくいっています。
「恐怖指数」が高いとき、実は買い時だったりする
VIX(ビックス)という「恐怖指数」があります。普段は10〜20くらいですが、大きなショックのときは40〜80を超えることもあります。
調べてみると、VIXが45を超えた後1年間のリターンの平均は約35%。マイナスになったのは歴史的にほぼ1回だけ。つまり、「みんなが一番ビビっているとき」こそ、長期的には大きなチャンスだったんです。
これ、家を買うタイミングの話にも使えます
じゃあこれを自宅購入に当てはめると、どうなるでしょう?
まず大事なのは「ニュースに振り回されすぎない」こと。「不動産が危ない!」「金利が上がる!」という見出しのたびに購入を先送りし続けると、気づいたら地価も建築費も家賃も上がっていた……ということになりかねません。
逆に言えば、「みんながなんとなく様子見しているとき」「ニュースが少し暗い雰囲気のとき」こそ、条件の良い物件を落ち着いて探せるチャンスだったりします。
「底を当てる」より「自分のGOサインを決める」
株と同じで、住宅購入の「完璧な底」を当てることはまず無理です。大事なのは、あらかじめ「こういう条件が揃ったら買う」という自分の基準を決めておくことです。
これらが揃ったなら、「ニュースがどうであれ、自分にとっては買い時」と判断できます。周りが怖がっているときほど、価格交渉の余地も生まれやすいので、むしろ好条件で動けることも多いんです。
ただし「落ちてくるナイフ」の真似はしないで
ここで一つ注意です。「暴落したからとりあえずフルローンで!」はNG。株と違って家は生活の場でもあり、すぐに売ったり損切りしたりできません。
この3つを押さえた上で、世の中の雰囲気と自分の家計の状況を切り離して冷静に考えることが大事です。
まとめ:「怖いとき」こそ、自分の軸で動ける人が強い
相場のショックは何度でも来ます。でも「ショックが怖いから何もしない」で賃貸を続けていると、家賃や地価の上昇に追いかけられ続けることになります。
「今が底かどうか」じゃなくて、「自分の条件が整っているかどうか」を基準に動ける人が、結果的に一番いい買い物ができます。