「家は資産か、負債か?」という話はよくありますが、今日はちょっと違う角度からマイホームの話をしてみたいと思います。不動産を3つ買ったことで、「人生の判断が変わった」というデイトレーダーの方の実話です。お金の話というより、「心の話」に近いかもしれません。
相場で何度も資産ゼロを経験した人の話
その方は、専業のデイトレーダー。ライブドアショック、リーマンショックと、大きな相場の荒れを経験するたびに資産がほぼゼロになる状況を3回味わったそうです。
そんなとき、あるビジネスオーナーにこう言われたといいます。
「なんで不動産を買っておかなかったんだ。住む場所さえあれば、最悪バイトでも生きていけるだろう」
当時はピンとこなかったそうですが、失敗を繰り返す中でこの言葉の意味が少しずつわかってきたといいます。
月30万円の家賃が「判断力」を狂わせていた
当時、彼の家賃は月30万円。一見すごい生活をしているように見えますが、これが実は問題だったんです。
この焦りが、さらに大きな失敗を招く悪循環になっていました。家賃という固定費が、毎月の「判断力」を少しずつ蝕んでいたんです。
不動産を3つ買ったら、「勝たなきゃいけない」が消えた
その後、資産を立て直してマンションを3件購入した彼。変わったのは収入でも資産額でもなく、心の状態でした。
「不動産を持ってから、勝たなきゃいけないという気持ちが消えた。冷静に、やるべき判断だけができるようになった」——彼はこう話していたそうです。結果として無理な判断が減り、本来の実力が出せるようになったと。
これ、デイトレーダーだけの話じゃない
この話を聞いて、「デイトレーダーだから特殊な話だよね」と感じた方もいるかもしれません。でも、よく考えてみると、同じことが多くの場面で起きていると思いませんか?
住む場所への不安が、気づかないうちに「判断力」を削っているんです。
自宅は「守り」だけど、同時に「攻め」を可能にする
逆説的に聞こえるかもしれませんが、「住む場所が確保されている」という安心感は、思い切った行動を取りやすくします。最悪のシナリオが「家に帰れる」という状態なら、本来取れるリスクに集中できるんです。
デイトレーダーの彼がうまくいくようになったのも、「負けたらゼロになる恐怖」がなくなって、冷静な判断ができるようになったからでした。
まとめ:自宅は「お金の話」より前に「人生の土台」
マイホームの話になると、すぐに「資産か負債か」「利回りはどうか」という話になりがちです。でも、今日の話でお伝えしたかったのは、それとはちょっと違うこと。
自宅を持つことは、「生活の安心を確保すること」であり、それが「より良い判断ができる自分を作る」という、数字には現れない大きな価値があります。「家に帰れる」という安心が、人生の質をまるごと変えることがある——それが今日の一番お伝えしたかったことです。